むし歯になりやすいおやつ、なりにくいおやつ
こんにちは。
印西牧の原にある「のざき歯科クリニック」です。
お子さんのおやつは、健やかな心と身体の成長のために欠かせないもの。
おやつは「第4の食事」ともいわれていて、お子さんがこれから元気に発育していくために必要な栄養を補給する大切なチャンスです。
だからこそ「むし歯になるからダメ」とおやつをガマンさせるのではなく、栄養価が高くてむし歯になりにくいおやつを選びたいものですね。
当クリニックでは、管理栄養士が常駐し、「むし歯になりにくいおやつの選び方」のアドバイスや「食育」セミナーなどを定期的に行い、お子さんの健やかな成長をご一緒に見守っています。
今回は、その一部をチラッとご紹介します。
□ 砂糖が少ないもの
□ 歯にくっつきにくいもの
□ サッと食べ終わるもの
虫歯になりにくいおやつは、歯に挟まったりくっついたりしにくく、すぐに食べ終わるものです。
お菓子やデザート類ならヨーグルト、ゼリーなど、歯にくっつきにくく短い時間で食べられるものを選ぶと良いでしょう。
理想的なのは、食事で不足しがちな栄養を補えるおやつです。
カルシウムなどのミネラル、ビタミン、食物繊維を補えるメニューがいいですね。
例えば、牛乳やヨーグルトの寒天ゼリー、食べ応えもあるりんごなどのフルーツ、野菜やたまごのサンドイッチなど。
小魚・海藻・刻み梅干しを混ぜた小さなおむすびや、輪切りのプチ焼いもなどもおすすめです。
現代人のコンビニや加工食品に頼りがちの食生活は、栄養の偏りが生じやすく、「新栄養失調」といわれる人が増えています。
炭水化物、タンパク質、脂質は十分摂れているのですが、カルシウムなどのミネラル、ビタミン、食物繊維が不足しがちな傾向があるのです。それは大人も同様です。
特に子どもは身体がすくすくと発育する時期。栄養の偏りが深刻な問題につながりやすいですから、不足しがちな栄養を補給できるおやつを用意してあげられるといいですね。
□砂糖がたっぷり含まれているもの
□歯にくっつきやすい、口に残りやすいもの
□ダラダラと飲み食いする必要があるもの
ダラダラといつまでも口の中に飲食物がある状態が、もっともむし歯リスクが高まるといえます。
甘いジュースに限らず、野菜ジュースやスポーツドリンクなど、たとえ無糖の表記があっても、わずかな砂糖が含まれていることがあります。100g中0.5mgの砂糖が含まれていても法律上、ノンシュガーと表記できるからです。
砂糖の多いおやつがむし歯リスクが高いのはもちろんですが、食べる場合は10分~15分くらいで済ませ、その後きちんと歯を磨くようにしてください。小学校高学年くらいまでは、親御さんが仕上げ磨きをしてあげるのがベストです。
おやつだけでなく普段の食事についても、疑問や不安があれば何でもご質問ください。
管理栄養士が、専門家の観点からお子さんの健やかなお口の環境づくりのためのアドバイスをいたします。
お気軽にお声掛けください。
最近の投稿
- 一人ひとりに、オーダーメイドの診療を提案しています
- インプラント手術後の食事は?何を食べればいいですか?
- インプラント手術の前日は、どのように過ごせばいいですか?
- インプラントって永久に使えるの?
- 歯科用CTの検査でわかることって?~安全・確実な診療について~