一般的な入れ歯(義歯)の種類
入れ歯はさまざまな素材で制作できます。素材や手法によっては、保険は適用されない自由診療になります。
入れ歯の素材やタイプ
プラスチック
シリコン
インプラントと併用するもの、など
一般的な入れ歯の種類を紹介します。
保険適用

プラスチック(レジン)製の入れ歯
保険が適用できるため安価で制作できます。 プラスチック部分が厚くなることがデメリットで、装着時の違和感や安定性でお困りになる患者さんもいます。 価格を重視されたい方におすすめです。

磁性アタッチメント義歯
2021年9月から保険適用となった入れ歯です。
歯の根にキーパー(専用の金属)を入れ、入れ歯に磁石を埋め込むことで、磁力によってしっかり固定します。
目立つ金具をつけなくてもいいケースが多く、自然な見た目となります。
自由診療または保険適用

部分的入れ歯
歯が1本または数本ない場合に、歯の代わりに使う入れ歯です。
自由診療と保険適用があります。
【保険適用】
留め具があることが特徴
価格が抑えられる
場所によっては留め具が見えてしまうことがデメリット
留め具をなくすことができる
見た目への影響を抑えられる
価格が高くなってしまうことがデメリット
自由診療で選択可能

シリコンデンチャー
【メリット】歯ぐきと接する部分はシリコン素材を使用
シリコン素材のため柔らかくフィットしやすい
シリコン部分が汚れやすく、シリコンの張替えが必要になる

ノンクラスプデンチャー
【メリット】歯ぐきに当たる部分が樹脂素材で柔軟性がある
自由診療の入れ歯の中では比較的安価
強度があまり高くない
修理や調整が難しい

金属床入れ歯
【メリット】金属を使用しているため丈夫
食べ物の温度が金属を通して伝わりやすい
修理が難しい
自由診療の入れ歯に比べて価格が高くなる

インプラント+入れ歯
【メリット】自分の歯と同じように噛める
見た目が自然に近い
手術が必要
自由診療なので費用が高くなる