そもそも〈むし歯〉ってなんだろう？

こんにちは。

【のざき歯科クリニック】院長の野崎です。

自粛期間が続き色々とたるんだ体を引き締めようと…決意いたしました。

夏に向けて身体を仕上げていく予定です(笑)

今回は歯科知識の一つとして『むし歯ってなんだろう？』について話したいと思います。

◆むし歯や歯周病の一番の原因はプラークです

ご自分の歯を爪でカリカリ引っかいた時、白くて柔らかいものがとれませんか？

これをプラーク(＝歯垢)といいます。

このプラークには、１グラム当たり１０００～２０００億もの細菌が存在していると言われています。

細菌のかたまりのプラークが、むし歯の最大の原因となっているのです。

歯や歯根の表面は新陳代謝をしないので、歯みがきを怠ると食品と細菌がプラークと合体します。

プラークはさらに大きなプラークに成長し酸を作ります。

この酸が歯のエナメル質を溶かし始めるのがむし歯の初期段階です。

むし歯の状態は初期のC１からはじまり、かなり進行しているC４までのランクに分けて表現されています。(※下記参照)

・C１.エナメル質のむし歯

歯の溝が黒くなっている程度です。ほとんど自覚がないため放置してしまいがちですが、この時点で対処すればある程度進行を抑えることができます。

・C２.象牙質まで進行したむし歯

冷たいものや甘いものがしみるので自覚症状はあるはずです。神経がおかされる前に治療を受ける必要があります。

・C３.神経まで進行したむし歯

絶えず激痛に悩まされるでしょう。歯髄(神経)をとる治療になるので、長い期間をかけて治療することになります。

・C４.歯根までおかされたむし歯

歯冠はほとんどなく、歯根の先が化膿して、抜歯が必要になることが多くあります。神経の穴から細菌感染した場合、顔がはれることもあります。

むし歯には段階的な症状がありますが、痛みが出たタイミングで歯科医院に通院するのではなく定期的な検診とクリーニングをすることにより健康な歯を維持することが大切です。

少し真面目に語ってみました(笑)

それでは次回の更新をお楽しみに～✋”